宇宙に呼吸(いき)する -光本恵子の歌と人生-
- 2024年8月31日
- 歌集・歌書の紹介
現代では普通に作られている口語の短歌。その布石となった作品や歌人たちを、光本は主宰者の矜持をもって拾いあげた。それは荒野に散った先人たちの遺骨を拾い集めることにも似ている。
- 遠山利子「光本恵子の歌」本文より -
その、言葉の真実味ということについていえば、光本の短歌の特徴は、一つ一つの言葉の強度・純度にある。(中略)それは「比喩」などと言う概念を超えて、光る塊のように真っ直ぐ、こちらの胸に飛び込んでくる。
- 笠原真由美「湖のある街で」本文より -
宇宙に呼吸(いき)する -光本恵子の歌と人生-
2024年(令和6年)8月5日 初版発行
編集 笠原真由子
発行所 東洋出版
印刷・製本 日本ハイコム(株)
定価 3000円(+税)