あ・ら・か・る・と -会員のうた- (未来山脈第300号より)

センバツ高校野球いよいよ プレーボールのサイレン高々となる

井口 文子

 

短歌を詠む日常がある これってすごいこと ありがたいこと

大塚 典子

 

ドドーンと屋根の雪 そのたびに心臓はドキドキ春はいつくる

伊藤 久恵

 

姉妹の参観日は階段の昇降に足がつりそう往復すると結構慌しい

浅野 紀子

 

他人のことは言えるものです 自分のことを知らないものだから

高木 史郎

 

花それぞれ人それぞれ命を詩う 無理をしないで明日をまつ

山本 きよ子

 

グラスに酌をしてくれた夫のやさしさグイと飲み乾す愚痴は言うまい

金丸 恵美子

 

虫たちが土の中で騒いでいる前日降った雪のため地上に出られない

宮澤 己代子