光本惠子のエッセイ
短歌性とは
光本恵子
自然がずんずん体の中を通過するーー山、山、山 (前田夕暮「四歌人空の競詠」)
いきなり窓に太陽が飛び込む、銀翼の左から下から右から
(土岐善麿「四歌人空の競詠」)
ゆるぶってやれゆすぶってやれ 木だって人間だって青い風が好きだ
(宮崎信義『急行列車』)
たとへば君 ガサッと落葉すくふやうにわたしを攫って行っては呉れぬか
(河野裕子「幻想派」1号「薔薇盗人」から後に『森のやうに獣のやうに』にも) (さらに…)
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